生きがいフレームワーク
得意

診断結果: 得意

才能はあるけれど心が動かない。引き出しに眠る宝の持ち腐れ状態

解説

英語では「What you are GREAT AT (あなたが得意なこと)」と定義されます。

才能やスキルは備わっているものの、それを活かす場所がなく、お金にもならず、本人も特に好きでやっているわけではない状態です。

仕事というよりも、引き出しに眠っている「潜在能力」や単なる「特技」にとどまっています。

「得意」の位置付け

ベン図

事例1

ケンさんは、幼い頃から数字やデータを整理するのが非常に早く、エクセルなどのツールを使いこなすのが得意でした。

しかし、本人はデータ入力や集計という作業自体が退屈で好きではなく、今の職場でも特にそのスキルを求められる(需要)場面がありません。

たまに同僚の個人的な頼みで簡単な表を作ってあげることはありますが、当然ながら報酬(対価)は発生しません。

ケンさんにとってのこのスキルは、ただ「人より簡単にできる」というだけで、仕事としての情熱もやりがいも、経済的リターンも伴わない、純粋な「得意」の状態に分類されます。

事例2

エマさんは「絶対音感」を持っており、一度聞いた音やメロディを正確に記憶し再現するずば抜けた能力(得意)があります。

しかし、音楽そのものへの興味が薄く、演奏や作曲を楽しむ感情(好き)はありません。周囲から音楽的な能力を求められる環境にもおらず(需要なし)、当然ながら収入(対価)にもつながっていません。

友人とのカラオケで正確な音程を指摘することはありますが、お金にもならず、本人もやりがいを感じていません。

エマさんにとってのこの能力は、情熱も経済的リターンも伴わず、ただ「人より簡単にできる」というだけの純粋な「得意」の状態に分類されます。

「得意」状態の方へのアドバイス

「得意」は、才能やスキルは備わっているものの、それを活かす場所がなく、お金にもならず、本人も特に好きでやっているわけではない状態と定義されています。

より「生きがい」に近づくためには、現在欠落している「好き」「需要」「対価」の3要素を補う必要があります。まずは、自分の「得意」を別の分野や掛け合わせで使えないか模索してみましょう。たとえば、データ処理が得意なら、それを自分の好きな趣味の分析に使ってみるなど、「得意×好き」の領域をスモールスタートで開拓します。

次に、そのスキルを他者が求めている場所(クラウドソーシングやボランティアなど)で試し、「需要」があるかを実際に確認します。自分のスキルが他者の課題を解決し、人から感謝される経験を積むことで、徐々にやりがい(好き)が芽生えてきます。他者への貢献が認められれば、それが報酬(対価)へと繋がる道筋が見えてきます。

スキルを「単なる特技」から「誰かを喜ばせる武器」へと再定義し、外の世界へ発信していく勇気を持つことが第一歩となります。