生きがいフレームワーク
専門性

診断結果: 専門性

感情を排し、高いスキルを換金するだけ。社会貢献もやりがいもない仕事

解説

「得意」で「稼げる」が、好きでも求められてもいない状態です。

ビジネスライクに技術を換金しているプロフェッショナルの状態ですが、本人の情熱や「誰かの役に立っている」という社会的な貢献感はありません。

感情を排した、純粋な職能遂行のフェーズと言えます。

「専門性」の位置付け

ベン図

事例1

マックスさんは、ある特殊な金融商品のデータ解析を行うアナリストです。極めて高度な数理モデルを扱うスキル(得意)があり、会社からも破格の給与(対価)を受け取っています。

しかし、その商品は一部の富裕層の投機ゲームを有利にするだけのものに過ぎず、社会を良くしている実感(需要)はありません。また、毎日数字の羅列を見るだけの仕事に愛着(好き)も湧いていません。

マックスさんは高い報酬を得るためだけに己のスキルを淡々と提供しており、この仕事は「専門性」の状態に分類されます。

事例2

ニックさんは、衰退しきった業界の古いメインフレームシステムを保守し続けるベテランエンジニアです。他者には解読不可能な古いコードを完璧に操る希少なスキル(得意)があり、会社からは引き留めのために高額な給料(対価)が支払われています。

しかし、このシステムが生み出すサービスはすでに時代遅れで社会的意義(需要)を失っており、ニックさん自身も自己成長を感じられず仕事への愛着(好き)は消え失せています。

ニックさんは高い報酬を得るためだけに己のスキルを淡々と提供しており、この仕事は「専門性」の状態に分類されます。

「専門性」状態の方へのアドバイス

「専門性」は、ビジネスライクに技術を換金しているプロフェッショナルの状態ですが、本人の情熱や社会的な貢献感がない状態と定義されています。

より「生きがい」に近づくためには、現在欠落している「好き」と「需要(社会的な意義)」を補う必要があります。あなたはすでに、他者を圧倒する確固たる実力と、それを換金する経済的基盤を持っています。

次に目指すべきは、「何のためにその高度なスキルを使うのか」という目的の再定義です。今のスキルを、ただ数字や利益を追うためだけでなく、自分が心から共感できる社会課題の解決(需要)や、自分が本当に愛着を持てる(好き)業界やプロダクトのために使ってみましょう。

社内でのプロジェクト異動、意義を感じられる企業への転職、あるいはスキルを活かしたプロボノ(社会貢献活動)への参加など、スキルの「使い道」を利他的な価値創造へとシフトさせることで、失われていた情熱を取り戻すことができます。